圭人りんのクソモンペ

圭人りんの肘の裏に生息中

頑張り続けることに疲れた圭人くんのおはなし(続き)

頑張り続ける事に疲れた圭人くんのおはなしの続き

前回のお話の続きになります。
架空の人物が出てきますので苦手な方はこの先読まないでください。
読んだ後の苦情等は受け付けておりませんのであらかじめご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女のLINEのアイコンとホーム画面は真っ暗で、名前もHと書かれているのみ。

 

今だに名前も知らない彼女は今俺が芸能人だと言うことを知ったらしい。

 

俺もまだまだだな、と思いつつ

 

一応ね、と返事しておいた。

 

彼女の既読はすぐついて、

 

ねぇ、今暇?会えない?

 

と連絡が来た。

時計を見ると時刻は23:02。

こんなもう夜と言える時間に会いたいなど、それに彼女は高校生だろう。

未成年をそんな時間に外を歩かせるなんて。と、ここまで考えて、自分は何を考えているんだと思った。

 

彼女がたとえ未成年ではなかったとしたら、こんな時間じゃなければ、会っていたのだろうか…。

 

暇じゃない。それに未成年はこんな時間に外は歩いちゃいけないよ。と返信すると、彼女は

 

そっか。

 

とまた一言だけ返して来た。

 

 

 

 

次の日、朝目が覚めて

今日は仕事も大学もない一日。何をしようかと考えていたら彼女からのLINEが来ていることに気がついた。

 

彼女はまた今から会えないかと言う内容を送って来ていた。

なぜそんなに会いたがるのか不思議に思いつつも、OKの返信をし、着替えて外に出る。

 

 

 

今日はとても暖かい。暑いぐらいだ。

 

 

 

彼女はあのビルの屋上にいた。

俺たちが初めて出会った場所。

 

今日もセーラー服を着ている。

ここで気がついた。今は平日のお昼の12:32。

 

普通の子は学校の時間ではないのか。

 

圭「ねぇ、学校は?」

 

「学校?行ってないよ。辞めさせられちゃった。」

 

彼女の答えになんと返事すればいいのかわからず戸惑った。

 

圭「じゃあなんでセーラー服着てるの?」

 

と、なんとか返事を絞り出し声に出すと彼女は少し寂しそうな顔をして

 

「服、これしかないの。これともう一枚の制服。それだけ。」

 

彼女の答えは意味がわからなかった。

セーラー服しか服を持っていない…?

高校生の女の子が。そんな事あるのか。

本当に彼女は何者で、どんな環境で生きているのか。何が起きているのか。俺は今、誰と話してる?

 

 

 

 

 

continue…。